2020年 07月 15日
襖兼用の簾戸



2020年 05月 23日
簾戸の押え竹





2019年 12月 27日
本年もお世話になりました
明日12月28日、2019年の仕事終わりです。
本年もお世話になりました。
新年は1月6日が仕事初め。
来年もよろしくお願いいたします。

写真は、今年の4月に94歳で亡くなった高橋建具製作所の初代、高橋嘉奈衛が手掛けた和室です。
(大工工事は総和建設、現社長も建具を作ったそうです)
今も、社長の自宅として使っています。
2019年 09月 14日
【茶室】 襖 引手の高さ
茶室の茶道口は、紙を両面くるむようにして張る「太鼓襖(たいこ)」がよく使われます。
引手(手のかかるところ)を、紙を切り込んで作る「切引手」にしますが、
この「切引手の高さ」について、茶室を作る時、悩まれる方が多いようです。
いくつかの流派の茶道口を作らせてもらいましたが、4つの方法がありました。
①両方塵落とし
②塵落とし・塵受け
③同じ段に塵落とし・塵受け
④同じ段に両方塵落とし
引手の高さは、図のように襖の下地になる「骨組み」で決まります。
小間の茶道口の一般的な大きさは、巾2尺2寸、高さ5尺。
下地として、縦2本、横13本の骨組みをします。
均等に割り、5段目が席側、6段目が外側(水屋や廊下)とする事が多いです。(5から7段目の間)
何ミリというように高さが決まっているわけではなく、骨組みの何段目か?で高さがでます。
斜めに切ってある方を「塵落とし」、水平になっている方を「塵受け」と呼んでいます。
その組み合わせと、位置関係で4通りあります。
どれが正解というのはなく、「おすすめは?」と聞かれた際には、
「先生と同じ方法が良いようです」とお答えしています。
目が慣れていて、しっくりくるからです。
①の両方塵落とし 施工例
↑席側5段目
②の塵落とし・塵受け 施工例
↑席側5段目 塵落とし

大きめの茶道口もあります。
その際には、引手の大きさを勘案し、骨の本数を決めます。
また、引手を小さくする場合もあります。
「引手部分の下地」に小さく形を作ります。
この「引手部分の下地」について、次回ご紹介します。
(以前書いたブログを修正し、再度アップしました。
前回はあやふやな点も多く大変失礼しました)
有限会社 高橋建具製作所
2019年 09月 10日
四季の衝立
「四季の衝立」と名付けた、取り替えができ、1年中使える衝立の動画を作りました。

障子と簾戸、そして布をかける棒がついています。
棒は、お客様の「形見の帯を飾りたい」というご要望から新たに加わりました。
障子は、茶室に使う内山和紙を千鳥張り(石垣張り)しています。
透明感がありとても美しい紙です。
この紙を通す季節の光のうつろいを感じて頂けたら幸いです。
実物は会社二階の建具のショウルームに展示ています。
http://www.kimajime.co.jp/showroom.html
ONLINE SHOPも始めましたので、お時間のある時、のぞいてみて下さい。
まだ品数が少ないので、こんなものがあれば・・等、ご意見頂けると助かります。
https://kimajime.thebase.in/