2014年 12月 30日
建具の向こう
今日、新発田出身の版画家・林美紀子さんが会社に
来て下さいました。
今年の日本橋の簾戸展示会に立ち寄って下さって、
同じ新発田ということもあり、林さんの作品を建具に・・・・
という事になりました。
試作品を最初に見たときは、全く想像とちがって
どう言ってよいか?わからなくなってしまった
のですが、ずっと見ているうちに、じわじわ、いいな~と
思いました。
こんな時、言葉を知らないでどう表現してよいか
困るのですが・・・
林さんはフレスコ画に使う青い絵の具を、この木に
選んでくれました。
一枚の板が、林さんの作品が加わり、時間も空間も
広がったような。
その板は、もうすでに持っていたその広がりを
林さんの作品が、そっと教えてくれたような。
これが建具になって、外の空間とあわさった時、きっと
私たちを、色々なところへ連れて行ってくれますね。
少し話が飛びますが、以前、簾戸に関する俳句を募集したことがあって、
そこで、「結婚式をしたところが、海辺の簾戸がある旅館で、簾戸を見ると思いだす」
という俳句がありました。
そんな風に、建具は、時空もこえて。
小さい頃、ドアの向こうはアフリカ!と妄想して遊んだように。
建具の向こうが裏なのか表なのか。
「建具の向こう」に、それぞれの人が、それぞれの何かを感じる。
そんな建具の新たな可能性を感じた日でした。
2014年 12月 20日
大徳寺 瑞峯院
京都出張の折には、立ち寄りたくなります。
大好きな大徳寺の瑞峯院。
門をくぐると、空気が変わる。
なんだろう、あの感じは。
パンフレットに、
静かに坐して 誰もがもっている
尊いおだやかな自分にめざめ
お互いに尊敬しあう日々の生活を
過ごしたいものです
とありました。
去年までは、気に留めなかった言葉。
今年はとても身にしみました。
2014年 12月 06日
内山和紙のはたき
2014年 12月 03日
霜月 手の仕事展②
霜月 ・手の仕事展の様子です
今回は一人で、あまり写真を撮る時間がなかったので
少なめです。
白倉えみさんの陶磁
一番上の棚の右端に、羊くんがいました
可愛い・・・♡
青森から参加の木好房 DAIROKU の大湯建太郎さんの家具
(座っているのは、上の写真の陶磁の白倉さん。)
優しくてとてもいい雰囲気です。
江戸組紐 中村正の 中村航太さん
誠実なお人柄がでているような組紐でした。
欲しくなります・・・
作家さんたちと、お話すると、大好きになります。
ものを作る人は、やっぱり魅力的で、キュンキュンします。
私は、ものを作る人を見ているのが、本当に好きなんだと
実感します。
今回、参加の作家さんが伊勢丹の5Fで
12月27日~31日 凛を感じる手仕事展
を開催します。
なんとか、出張がこの時期に入らないかと
画策中。
東京へ行く方は是非。
皆さん、とっても素敵です♡
2014年 12月 02日
霜月 手の仕事展①
11月の27.28.29日と、横浜の三渓園にて
霜月・手の仕事展 でした。
沢山のご来場、本当にありがとうございました!
10年前に簾戸を納品させていただいたお客様が
来て下さって、本当にうれしくて、感無量でした。
屏風 ご一緒した鈴木茂兵衛商店さんの提灯
今年デビューの建具たち!
左:御殿襖
右:大阪格子
日本の木のお皿シリーズ
手前が、木曽ヒノキで作った羽子板の形
奥が、青森ヒバで作ったチーズカッター
内山和紙の障子
障子兼用の簾戸と
大正ロマン風のガラス戸
衝立と、四季の衝立