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シンポジウム ヨシの未来を考える ①

2月20日(土)滋賀県草津市民交流プラザにて開催された
「シンポジウム ヨシの未来を考える」
~女性の視点からみた「魅力」と「可能性」
に参加しました。


コロナ禍の為、通常の半分での開催でしたが、定員いっぱいで、
ヨシに関わるお仕事や活動をなさっている方も多く、熱気が感じられました


まず、森まゆみ先生の基調講演、自然と人が協力して作り上げた景観 ~ヨシ原と茅葺屋根を巡って~ があり、
その後
琵琶湖博物館 研究者の芦谷さん
たねや 社会部部長の小玉さん
滋賀銀行 サステナブル戦略室の大西さん
高橋建具製作所の五十嵐の4名が各々の仕事について15分ほど発表をしました。

最後に、淡海環境保全財団の菊池さんも加わり、
座談会 「自分の仕事」x「ヨシ」x「未来」=?
がありました。
シンポジウム ヨシの未来を考える ①_f0375580_16153616.jpg


森まゆみ先生は、北上川のヨシを茅葺き屋根に使う活動の話
そもそも茅葺屋根は縄文時代からで住まいの原形であること、
茅葺きはインド、ドイツ、オランダ・・と外国にもあり、
アイヌの人々は笹葺きの家に住んでいたという話など、
沢山の写真とともにお話して下さいました。
知らない事ばかりで、ヨシや笹、自然の素材の可能性を感じました。



琵琶湖博物館の芦谷さんは、植物生態学(水性植物)の
研究をされており、新しくグランドオープンした琵琶湖博物館では
「ヨシ原」の展示を担当されて、
展示を作る中、それまでは水草の1つであったヨシが、
「ヨシはただの植物ではないぞ、、、。」と思うようになったそうです。



人がヨシを使う。
屋根、簾戸や、衝立。お祭りのタイマツ。



次の日、琵琶湖博物館を案内してもらったのですが、
ヨシをつかったタイマツがとてもきれいでした。
火を燃やす為のものというより、何か、、、神々しい感じがました。

シンポジウム ヨシの未来を考える ①_f0375580_16155404.jpg

私は、芦谷さんとは逆で、「ヨシは、簾戸に使う製品」という見方
いつのまにか植物ではなく製品になっていました。


今回滋賀に来て、沢山の方からお話を聞き、琵琶湖に生えているヨシを見て
ヨシは植物という、当たり前のことにハッとさせられました。

たっぷり水のある大きな琵琶湖、つながる川、まわりの山、まわりの街、
そこに住む魚、動物、人。その中のヨシだったと、、、。
シンポジウム ヨシの未来を考える ①_f0375580_16155743.jpg


ちょうど昨日の100分で名著で、寺田寅彦氏の、自然科学だけではなく
俳句など文学と両方から捉えるという一節を紹介していました。


簾戸を思い浮かべた沢山の俳句。
ヨシを扱う職人さんの、ヨシの赤みを表す緋色や、黄色の枇杷色、柿色と呼ぶ奥深い感覚。
そして人々の暮らしの中のヨシ。自然の中に育つヨシ。
このシンポジウムで、それらが交わり、未来へつながる、、明るい希望を感じました。



博物館では、カヤネズミがいたり、鳥の鳴き声が聞こえたり
ヨシ原の展示があったりと、実際、琵琶湖へ行ってみたくなる展示が沢山
ありました。今度はゆっくり1、2日かけて見てみたいです。

続いて、、、シンポジウム ヨシの未来を考える② 
シンポジウム ヨシの未来を考える ①_f0375580_16155208.jpg



by takahashi-tategu | 2021-03-03 16:17 | イベント・お知らせ | Comments(0)