<第31回>「その一手が大事」

10月の市民茶会にむけたお稽古がはじまりました。
先生から「一手ぬけた」と言われることも多いのですが・・・


建具の世界でも「その一手の有り無しで出来上がりが全然違う」
という事があります。


例えば、墨付け(材木に印をつける作業)の際、鉛筆ではなく
白引き(しらびき)という先端が刃物になっている道具を使います。


その刃をよく切れるように研いで、刃先が墨をつける外側に向けるようにします。

四角の穴を掘るときは、向かい合った線は刃を返して墨付けします。
そうする事で刃が外向きになりすっきりきれいな穴になります。


その「刃を返すという一手が大事だ。」と社長は良く言います。


そんな大事な一手を9月のワークショップでもお話できればと思います。




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by takahashi-tategu | 2017-02-08 11:26 | 口伝 ~代々伝わる建具職人の心~ | Comments(0)