<第26回> 「真があって行があって草がある」

先日、神戸の竹中大工道具館へ行ってきました。


大学の教授で茶室の本も沢山書いていらっしゃる
中村晶生先生の講演「日本の伝統建築の真・行・草」と
先生と大工の升田志郎棟梁の対談を聞くためです。


会場は熱気にあふれ、作業服を着ていなくても大工さん
だとすぐにわかる眼光鋭い大工さんも大勢来ていました。

立ち見の方も大勢で会場に入りきらない程でした。




今回の口伝のコーナーは、そこでの話を少しご紹介します。


「草のパラッとした表現をするのにいかに技と感性をそそぐか?」


「真があって行があって草がある」


文字も楷書があって行書があって草書があるように
茶室だけ勉強しても駄目。基礎をしっかり学ぶ事が大事。


先生の推測との前置きがありましたが、利休は自分で墨付けも
できて柱の木割もわかっていた。その上で木割という比率ではなく
不特定の草の空間を作りだしたのではないか、との事でした。


中村先生の本は会社にもあり読んでいたのですが、
ご本人からお話を聞くのはまた格別でとても濃い時間でした。


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by takahashi-tategu | 2017-02-08 11:12 | 口伝 ~代々伝わる建具職人の心~ | Comments(0)