<第4回>  「よい建具とは・・・」 

(1) まず、大事なのは、建具の大きさのバランスです。
書院障子なら、建具寸法(高さ)が、欄間が9寸(約270mm)
障子で3尺5寸 (約1060mm)地袋で1尺2寸(約360mm)
というように、目で見て心地よく感じるバランスの良い寸法があります。


(2) 次に気をつけたいのが、建具部材の寸法です。
普通の障子の框は、1寸(約30mm)。茶室で8寸や7寸。
障子の上の煙抜障子、書院障子は、6分(約18mm)と細くなっています。
桟は、普通の障子では、2分5厘(約7.5mm)。灯り障子で1分5厘(4.5mm)。
書院1分2厘(3.6mm)。


建具により、部材寸法を変えると、部屋全体がスッキリと垢ぬけた雰囲気になります。
同じ部材寸法ですと、どうも、野暮ったい感じに見えます。


(3) 最後の仕上げ、引手の位置も重要です。
和室なら、780mm~800mmの位置につけます。
それより高いと、座って開け閉めする際やりにくく、見た目にもしっくりこない感じがあります。


上記の寸法は、あくまで1つの目安です。
旅先で素敵だなと思う和室の書院のバランスや、建具の大きさ、部材の寸法を測ってみると、なるほどな~と発見があります。


[PR]
by takahashi-tategu | 2017-02-08 10:10 | 口伝 ~代々伝わる建具職人の心~ | Comments(0)