2016年 09月 23日
【茶室】 襖 引手の形
http://tategucafe.exblog.jp/26036482/
今回は、茶道口の引手の「形」についてです。
引手の形は議論多き箇所で、席側と水屋側、形を変えるか変えないか?
が問題になります。*最初にお伝えしておきますが、やり方は1つではありません。
形を変えるとは、引手の下の部分が「襖と平らになっている」「襖から引っ込んでいる」
この違いです。
平らの方が、席側になり「塵落とし」(塵が落ちる)、引っ込んでいる方が、水屋側となり「塵受け」などど
呼ばれます。
茶道口の図面と完成写真2枚。



↑水屋側 塵受け
弊社で昔からやっている方法は、上記のものとは違います。
下図のように、「どちらも塵落とし」で作っています。
塵はたまらない方が良いだろう、という考えからです。



↑水屋側(塵落とし)
もう1つあります。

これなら、塵受けとなっても意味があるだろう・・というのが弊社社長の考えですが・・。
どれが正解というのではなく、弊社でもどれもやった事があります。
「おすすめは?」聞かれる際は、「先生の家と同じ方法が良いようです。」と答えています。
目が慣れていてしっくりくるからです。