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建具ワークショップ 建具に使う材木② 建具材とは?

建具材とは? 



建具に使う材木と、家をつくる材木は違います。



丸太の使う場所も、丸太の挽きかた方も違います。



ただ、丸太のどこを何に使うのか?は、色々なケースがあり、


その丸太の特徴や何に使うのかで多様です。


ここでは、一般的な話をします。



建具ワークショップ 建具に使う材木② 建具材とは?_f0375580_17104193.jpg




1本の丸太 (山にたっている木)があると、


下から1番ころ、2番ころ、3番ころ・・と呼び


1番ころは、下から3尺(900mm)くらいを切ります。



ここは、建具の腰板にします。


直径も大きく、力がかかっているので、複雑で面白い木目がでます。



芯をはずして、割っていきます。その時に番号をつけて


同じ丸太からとった事がわかるようにします。




次の2番ころは、6尺くらいを切り、ここは天井板にする事が多いです。




建具材は3番ころ、4番ころ です。



4mか、4m20cmに切ります。



昔は12尺 3m80cmでしたが、今は建具の背が高くなったので、4m20cmが多いです。




そこから上、家をつくる材料をとります。




ただ、最初にも言いましたが、大工さんがお寺をたてる時など、


もっと下から5mで切る事もあります。


お寺は3間とか、大きいので。



だから、すべて同じではなくその丸太や、どの現場に使うのかで


使い方が決まります。




その木が一番引き立って、活きる方法がいいと思います。




また、材木は石(こく)という単位で取引します。 


今は 立米 (m³) も多くなりましたが。




1石=1尺x1尺x10尺



だいたい、1石で障子が15枚ほど出来ます。




石x3.6=立米 です。




ただ、1石買ったらすべて使えるえわけではなく、3割はヒビや節で使えません。


多めに計算すると良いです。









by takahashi-tategu | 2015-03-27 11:21 | ワークショップ | Comments(0)