2015年 02月 10日
日本の伝統建築の真・行・草
神戸へ行ったのは、竹中大工道具館で開催される
中村昌生先生の講演「日本の伝統建築の真・行・草」と
先生と大工の升田志郎棟梁の対談を聞く為です。
会場は熱気にあふれ、作業服を着ていなくても大工さん
だとすぐにわかる眼光鋭い大工さんも大勢来ていました。
立ち見の方も大勢で会場に入りきらない程でした。
しびれる話のオンパレードだったのですが
そこでの話を少しご紹介します。
「草のパラッとした表現をするのにいかに技と感性をそそぐか?」
「真があって行があって草がある」
文字も楷書があって行書があって草書があるように
茶室だけ勉強しても駄目。基礎をしっかり学ぶ事が大事。
中村先生の本は会社に沢山あって読んだ事もあるのですが
ご本人からお話を聞くのはまた格別でとても濃い時間でした。
竹中大工道具館の展示も素晴らしかったです。
中の写真を掲載してよいか聞くのを忘れたので
写真はないですが、心から技術を残したい、継承したい
という思いがつまった場所でした。
原寸大の茶室があり、作り方がわかるように途中で作業を
とめてあります。
また何度でも訪れたい場所でした。