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格子戸⑤ 防犯・汚れについて・微調整は?

(質疑応答)





1、玄関に関して、防火はどうしていますか?








防火は特別な分野で、専門外でして、すみません。


防犯について、お話します。










防犯の時は、硝子を防犯硝子にします。


その時、合わせ硝子で建具の重量が重くなります。





戸車やレールもあわせて重量に耐えるようにするのを忘れがちですが、


とても大事です。摩耗して、すぐに動きが悪くなってしまいます。











また、木は、鋸で切ろうと思えば切れるので、ぱっと見た目、泥棒が諦める工夫が大事かと思います。


鍵を複数つけたり、防犯性の高い堀商店のものをつけたりしたりしています。
















2、無垢の木は、汚れが気になりますが・・





木はどんな材料を使っても、手入れが大事です。


人間でも、手入れすることで、まるで変わってきますね。





亜麻仁油などの油っけを与えること。


最初に納めるときと、なるべく近いうち、1年目くらいにもう1度に塗ったほうがいいですね。膜がだんだんできてきます。


最初は、生地より、油っけがあった方が汚れがつきにくくなります。













3、先ほど、きつく組むという話がでましたが、その時の微調整はどうやってやりますか?








機械でとっても、手でとっても、欠き込み部分を微妙にせまくします。


クデは、1つ1つではなくて、まとめて欠きます。まとめて墨をして、胴付鋸といううすい刃の鋸でとります。



片方だけではなくて、両方で均等にとります。


強さ確かめながら、やります。








機械はくできりです。家具屋さんなら、定規をつくって 横切りでよいかと。昇降盤でもいいです。あれば、ラジアル。











ヒバなら、少し強めにしても入りますが、ナラやウォールナットのような硬い材料は、固く組むと組めなくなってしまう。材木によって加減します。
















by takahashi-tategu | 2014-09-25 10:51 | ワークショップ | Comments(0)