2013年 03月 19日
簡素建具ワークショップ 3月 ②
16日に行われたワークショップの続きです。
話は、建具の材料へ。
早津さんが、木目がプリントされたシートを見せてくれました。
このシートを表面に貼った建具が多くなりました。
均一できれいな仕上がりになります。
今度は、写真を1枚見せてくれました。
早津さんの事務所がある豪徳寺のお寿司屋さんの
玄関の写真です。
木製の引き違いの玄関。
早津さんが、朝、事務所に行く時、お店のおばあさんが
桶で、さらしの布をしぼり、玄関を拭いているそうです。
写真をよく見ると、桟の角がとれて丸くなっていました。
以下、早津さんの言葉です。
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こんな風にして、私達日本人は、
繰り返し、繰り返し、大事にものを使ってきた。
そこに、ものへの思い入れが生まれて、
『ただものではなくなる』
職人が長く使って欲しいと思って丁寧に作った建具を、
今度は、使う側が引き継ぐ
心も引き継ぐ
建具と人との関わり合いが生まれる
無垢の木で人が作った建具には、そんな感情が
宿るのですね。
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いや~、いい話でした(*^。^*)
ワークショップの最後は、フリーで皆さんと
色々話をしました。
家具修復の方は、建具と道具が違う事にとても
興味をもっておられました。
そこから、空間をつくりだすのは、道具だね!という話になり
道具にスポットをあてたワークショップもいいね・・と。
面白くなってきました。
年内の予定に入れますのでご期待ください。
次回、東京でのワークショップは、4月20日(土)
いよいよ、社長登場です!!
そろそろ時期なので、実演をまじえて『簾戸』のお話をします。
ふるってご参加下さい。
(ワークショップお申込みは、info@kimajime.co.jp
まで)