2012年 07月 03日
なんのへんてつもない美しい建具
日曜日、六本木の THECOVERNIPPON というお店に行ってきました。
すごい人で、活気のあるとても魅力的なお店でした。
社長さんの赤瀬さんの言葉をホームページより引用します
日本には残していきたいものがたくさんあります。
残していかなければならないこともたくさんあります。
しかし、それらが今この時代に失われつつあります。
好きなもの、大切なものを失くしてしまうのは悲しいことです。
だから私は好きなもの、大切なものを守るために
このプロジェクトを立ち上げました。
帰りの車の中で、社長と、私達が残したいものはなんだろう?
という話になりました。
残したいものは、 『なんのへんてつもない美しい建具』
お皿に例えると・・・
白い一見普通のお皿。
でも、とても美しい。
特徴と言われると困るのだけど、なぜか、とてもお気に入りのお皿。
料理も、このお皿にもりつけると、美味しそうにみえる。
10年前から、そして、きっと10年後も大好きなお皿。
そんな、シンプルな美しい建具が、高橋建具にあります。
ブルーノタウトの言葉をかりると、
『材料の細心な選択と、その
手間をかけた組子や欄間はもちろんすごい。
それともう1つ、素敵な建具の分野が日本にはあって、
それが、そっけないほどのシンプルな建具。
とても微妙な、わかりにくいところなんだけど、
とても日本人らしく、素敵なこの感覚の建具を残したいと、
赤瀬さんのお店に行って、改めて思いました。