ためして入れる

新潟の方言かもしれませんが、加減をみながら組むとい意味で、
社内でよく使う言葉です。


先日、岡山からのお客様より、香川の美味しいうどんの話を
聞きました。


香川で美味しいうどんのお店では、
湿度やお天気でやり方を微妙に変えているそうです。
これは、建具も一緒でしょ?と。
社長も大きく頷いていました。


マニュアルはなくて、
失敗を繰り返して、感覚で覚えていくしかない。
建具を組むときも、木を触りながら、ためして入れる。


どの世界も同じですね。

[PR]
# by takahashi-tategu | 2017-02-08 10:52 | 口伝 ~代々伝わる建具職人の心~ | Comments(0)

9月に開催された「ふるさとしばた職人祭り」
沢山のご来場ありがとうございました。

毎年恒例の職人体験では、マイ金鎚を持ってきてくれた小学生
もいて、楽しい2日間となりました。


そこで、建具をいくつか展示したのですが、
今年のダントツ1番人気は・・・
枠はこげ茶色で、スリと透明の2種類のガラスが入った格子戸。


花子とアンの花子さんが最初に勤めた出版社にあるような、
雰囲気のある格子戸です。


真ん中だけ透明ガラスになっていて、外側はスリガラスです。


旅先で、このタイプのガラス戸を見たことがありましたが、
額をつけて、とめているわけでもないので、どのようにして
ガラスを入れたのか??? 謎でした。


答えは・・・
片面の縦格子が、束(つか)になっていて、外せるようになっており、
ガラスを入れながら、束をとめていきます。

社長に、「意外と簡単ですね。」と言うと、

「建具は、一生使うものだから、もしも、の時を考えて作ることが大事。
お客さんの、10年後、20、30、40・・・年後を考えて、よその建具屋さんが
修理しても、わかりやすく、簡単にできるようにしている。」との事でした。





[PR]
# by takahashi-tategu | 2017-02-08 10:50 | 口伝 ~代々伝わる建具職人の心~ | Comments(0)

先日、雪見障子の硝子が割れて、硝子の入れ替えをしました。

雪見障子の額の上部が外れるようになっていて、
そこから硝子を入れるのですが、
上の額の部分、中に溝がしゃくってありました。

これは、外す時に、木がしなってやりやすい
ように、しゃくりを入れているそうです。

このやり方は、建具屋さんで色々あるとの事。

硝子の入り方は、色々で、「へ~っ」というものが幾つか
あるので、次回も引き続き・・ お楽しみに。


[PR]
# by takahashi-tategu | 2017-02-08 10:48 | 口伝 ~代々伝わる建具職人の心~ | Comments(0)

前回、材木は12尺(3600mm)で製材されるので、
5尺8寸は、大き目にとって6尺で2本取りできる。
だから、建具の高さは5尺8寸が多い。

とご紹介しましたが、今は、住宅の変化に伴い
製材される材木の長さも変わってきています。


2mの建具が増えているので、4mまたは、4m200cm
で製材されるようになってきました。これで、2mの
建具材が、2本取りできます。


それでも、天井までの高さの2m400cmの建具は、1本
しかとれないので、割高になります。


[PR]
# by takahashi-tategu | 2017-02-08 10:46 | 口伝 ~代々伝わる建具職人の心~ | Comments(0)

<第20回> 「石」


「石」は、材木の単位で「こく」と呼びます。
1尺×1尺x10尺が、1石です。

cmにすると、約30cm×30cm×3mです。

社長と材木屋さんとの話は

この木は「石(こく)いくらなの?」という感じです。
材木によって、石単価というものがあります。


石にした方が、社長は、建具が何本できるか?想像しや
すいのだそうです。


石(こく)や、長さを表す尺(しゃく)。
この単位で代々受け継がれてきた数字があります。


しかし、その数字を聞いても、実は私はまだピンときません。


現場で大工さんと話をしていても、石や尺が多いので、来年は、
昔の単位を意識して使い、慣れてみようと思います。




[PR]
# by takahashi-tategu | 2017-02-08 10:44 | 口伝 ~代々伝わる建具職人の心~ | Comments(0)