建具に使う材料 


3月18日(土)日本橋ブリッジにいがたにて、建具の教室を開催しました。
今回の内容は、「建具に使う材料」でした。

建具に使う材料は様々ありますが、「杉」と簾戸につかう「すだれの素材」を取り上げました。


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↑配布の杉とすだれのサンプル。
(写真を撮り忘れたので、参加者の方が送って下さったものを使わせてもらいました。ありがとうございました!)


杉・・秋田杉  新潟の杉(上物) 新潟の杉(並)
すだれ・・御形(ごぎょう)  天津よし  萩  焼きひご

サンプルが好評だったので、4月の教室のお土産もこのセットにします。(^o^)

実物の素材を見ながら、素材の特性、寸法から簾戸のデザインを考える話や、
素材の良し悪しとは、決して値段の差だけではないという事を
ご紹介しました。


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↑社長が説明している様子

東京は、日本橋三越向かいのブリッジにいがたの2階でやっています。

こんな風に机を囲んでお茶を飲みながらすすめています。
参加の皆さんからのご質問やお話もあり、とても良い時間になりました。










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# by takahashi-tategu | 2017-04-03 21:03 | ワークショップ | Comments(0)

<第33回>「180年の杉」

先日、とても嬉しいことがありました。

キッチンのリフォームを計画していて、杉の建具を作る予定のお客様が
シンクの色を決めるためショウルームへ行ったそうです。


その際、杉のサンプルも持っていって、杉に合わせてシンクの色を決めたとの事。


「やはり180年の杉の力はすごいね。杉をメインにキッチンの色を決めたよ。」とお電話がありました。


話を聞いた杉が大好きの社長もニコニコして嬉しそうでした。


180年前というと、大河ドラマ「花燃ゆ」の高杉晋作が活躍した時代で・・・・
そんなに前から新潟の山で、雪や雨風に耐えて生きてきた杉。
そして、180年もの間、代々大事に手入れをしてきた杉です。


しかし、杉は木目がはっきりしていることもあり、合わせずらい素材
と言われることも多いのです。


そんな中、「まず杉ありき!」でコーディネートして下さるとは本当に
嬉しく、私たちも勉強になる出来事でした。


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# by takahashi-tategu | 2017-02-08 11:29 | 口伝 ~代々伝わる建具職人の心~ | Comments(0)

<第32回>「出前授業」

日、新発田の七葉小学校にて「出前授業」をしてきました。


四年生の総合学習の一環で「働くということ」について
市内の洋菓子のドルチさん、花のみどりやさん、そして高橋建具の
3名がゲストティーチャーとしてお話しました。


少し紹介します。

(ブログより)

質問タイムもあり、

「どこが一番難しいですか?」 という問いに、
「とても細かいところ。小さな部分だけど、
そこを丁寧につくると全体を見たときにも綺麗になるし、
そこをおこたると、 全体を見たときになんだか不格好になってしまうんです。」
と、応えていました。


そして最後。
「1日1日の積み重ねが大事。 我慢強く努力していれば、その分自分の力になる。」
と伝えました。



イタリア菓子店さんはもの作りの楽しさを、花屋さんは花が持つ人を幸せにする可能性を
生き生きと話されていました。



どの職でも大切なのは、整理整頓、継続すること、人を思いやること... と、
人生において大切なことばかりだなぁと感じました。




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# by takahashi-tategu | 2017-02-08 11:27 | 口伝 ~代々伝わる建具職人の心~ | Comments(0)

10月の市民茶会にむけたお稽古がはじまりました。
先生から「一手ぬけた」と言われることも多いのですが・・・


建具の世界でも「その一手の有り無しで出来上がりが全然違う」
という事があります。


例えば、墨付け(材木に印をつける作業)の際、鉛筆ではなく
白引き(しらびき)という先端が刃物になっている道具を使います。


その刃をよく切れるように研いで、刃先が墨をつける外側に向けるようにします。

四角の穴を掘るときは、向かい合った線は刃を返して墨付けします。
そうする事で刃が外向きになりすっきりきれいな穴になります。


その「刃を返すという一手が大事だ。」と社長は良く言います。


そんな大事な一手を9月のワークショップでもお話できればと思います。




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# by takahashi-tategu | 2017-02-08 11:26 | 口伝 ~代々伝わる建具職人の心~ | Comments(0)

先月21日から24日に開催された三渓園での日本の夏じたく。
四日間に渡り沢山ご来場頂き、ありがとうございました。


「簾戸の楽しみ方」という講座も行いました。
社長が20代の時に作った約40年前の簾戸を表具屋さんからお借りして、
それを見ながら、簾戸を使い込む楽しさについてお話をしました。

やはり40年ものの簾戸は年月を経た重みがあり、会場でもいぶし銀の輝きを放って
いました。

長く使い込みその変化を楽しむためには、修理できる作り方である事が必須です。
簾戸の中のすだれも、修理ができるよう取り外しできる作りになっています。


では、どのようにして「すだれ」を入れているか?というと・・・・


「ためして入れています!」と社長が言うと、皆さん、一瞬きょとんとされました。


すだれを少し曲げて木枠のミゾに入れる実演をしてみると「なるほど~」という声が。


すだれが入っている桟と桟の間にすだれの厚み分のミゾがあり、まず下からすだれを入れ
上のミゾには、すだれを少し曲げて入れます。


その後、小さな釘でとめるので接着剤で固めてしまう事なく固定できます。


その後、「ためす」は方言か?という話題になり「ためすは横浜でも使います、方言ではありません。」
というご意見もあり・・・


辞書で調べたのですが、「撓ます(たわます)」という意味でしょうか。
ただ、その意味だけではなく、木を組む際、木の固さ等を加減しながら作業する時も使うので
力を加減しながら、「試しながら」・・という意味かもしれません。

きっと、色々な職種、会社において微妙な動作を伝える言葉があるのでしょうね。
面白いですね。




簾戸を通る風は何故涼しいのか?

簾戸をつけて下さったお客様から、
「簾戸を通る風は涼しく感じるわね。」と言って頂く事が
多いのですが、その理由を説明出来ずにおりました。


先日、「きっと簾戸もそうだ!」と思うことをテレビで見ましたので
ご紹介します。


温泉の源泉は温度が高く、それを下げる為に原始的な方法であることを
しています。それは何でしょうか?

というクイズ。


答えは、「竹に源泉をかけて温度を下げている。」でした。

沢山枝のある竹は、表面積が多くそこを通ると温度を奪われて
お湯が冷めるそうです。


簾戸も、竹や葭などの何本もの細いものの間を風が通りぬけて
涼やかな風になるのですね。


俳句に「葭障子 細身の風の 来たりけり」(草間時彦)
があります。

細身の風。なんとも心地よいぴったりな言葉ですね。 


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# by takahashi-tategu | 2017-02-08 11:23 | 口伝 ~代々伝わる建具職人の心~ | Comments(0)