最後に質疑応答です




1、建具の値段の違いとは?




材木の値段ももちろん差がありますあ、あまり大きな違いにはなりません。


最初にも言いましたが、手間の差が大きいです。




しかし、規格外や、取り寄せの材木は高くなります。



後は、材木以外のガラスや簾戸ならすだれの価格の差は大きいです。







よくあるのですが、格子戸の桟が両面か片面か?というところや




塗装や、取り付け費、取っ手などの部品、が含まれているのかどうか?


そして、それぞれの内容は確認が必要です。









2、建具を見る目を養うのにどこか良い場所はありますか?





京都は建具の宝庫ですが・・近くですと、


埼玉の遠山邸は建具、特に簾戸が沢山あっておすすめです。








3、やってはいけない面はありますか?




やってはいけないという事は基本的にはありませんが、


和風の障子は、面は小さい方がすっきりとして良いと思います。大きいと洋風な感じになりがちです。








4、幅の狭い収納扉が狂いやすいのですが、縦横の比率はどのくらいなら良いですか?




細長くなるとやはり反りが出やすくなります。


芯材に切れ目を沢山入れて、反りを出にくくはしますが・・・・








5、家の障子の動きが悪いのですが。敷居が樹脂製だからでしょうか?




あまり関係ないかと思います。


障子を外してみて、すれている部分が黒くなっているので見てみて下さい。


そこを、目の粗いペーパーやすりでこすってみると直るかもしれません。




次回は、建具の調整なので、写真を撮ってきてください。さらに詳しくアドバイスします。




















最初の自己紹介の時に




建具がすごく良くなるのか? 普通で終わってしまうのか?




そこを知りたいと言っておられた方がいらっしゃいました。








やはり、意思疎通なのだと今回のワークショップをして改めて思いました。




私たち建具店は、家全体のことは把握していないし、




家を設計する方は、建具の事だけ考えているわけにはいかない。








最後、建具を納めた後、「ああ、この家の雰囲気ぴったりだね!」となるように。






建具がすごく良くなるのか? 普通で終わってしまうのか?は


建具単体ではなく、家全体の中での見え方も大きな要因だと思いました。












話が図面から外れますが・・・・・


何かの話がきっかけで刃物を研ぐ際の話になりました。




若い職人さんが、うまく研げているか、首をかしげながらあちこちから見ていたので、




社長は「刃物は目で見てもわからない。手で触ってみる事。しかも、腕の良い職人の刃を触ってみること。


職人さんが帰った後に、鉋の刃を触ってみるといい。見ていては何もわからない。体の一部で納得する事が大事。体で覚えたことは忘れない。」 と言ったそうです。






なるほど~。


普段あまり話さないので、こんな話が聞けるのもワークショップの醍醐味だと思いました(*^^*)
















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by takahashi-tategu | 2015-05-18 14:16 | ワークショップ | Comments(0)

次に、伝統的な障子や襖などの図面を書く時、


どうも形が決まらない、間が抜けてしまう・・・・



そんな時は、昔から伝わってきた寸法で一度書いてみて下さい。



恰好良く決まるかもしれません。



(伝統的な建具寸法・後ほどアップします)





また、障子の桟の見つけ(正面から見た寸法)は、大きなマスの障子では6㎜、



桟の沢山入った障子では4.5㎜と使い分けるとすっきり垢抜けます。





障子の上にある欄間の桟は、障子より少し細めにするとバランスが良いです。





また、障子紙 9寸3分に合わせて桟の割り振りをすると、恰好良い障子になります。


この9寸3分という寸法はあなどれないですね。


本当にきれいな障子になりますね。


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by takahashi-tategu | 2015-05-18 12:23 | ワークショップ | Comments(0)

16日は建具のワークショップ、テーマは「建具図面」でした。



参加の皆様、ありがとうございました(^^)



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以下、記録です。




建具図面は、建具を作る人、お客様や設計する人など依頼する人を


つなぐ大事なツールだと思います。




「形は図面通りなのだけど、イメージと何かが違う」




「職人として、お客様に喜んでもらおうと手間をかけて作ったのに


そのお宅には合わない細工だった・・・。」




「前と同じような建具なのに、金額が高い。なぜ?」




このような事がたまにあります。




キーワードは「面(めん)」です。




面とは、建具の部材の角につける加工の事で、



3㎜程の45度の角面や


さーっと一鉋かけただけの糸面や


丸くとった坊主面や


少し平らな部分を残して角度をつけた几帳面や



様々な面があります。




この面で、建具のイメージが変わります。



建具を作る際の手間も大きく変わるので金額も変わってきます。



1㎜と3㎜の各面では、全く見え方が変わってきます。




たとえば格式の高い建物の千本格子の玄関に、手間のかかる几帳面をとる事があります。



陰影が生まれ趣のある仕上がりになります。





しかし・・・



建具図面のワークショップでこんな事を言うのはわるいかもしれないけれど、


面を作り手に図面で伝えるのは難しいと思います。




では、どうしたら良いかというと



図面上に文字で、電話や打ち合わせの時に、一言伝えてみて下さい。




すっきりみせたい。



手のこんだ作りにしたい。 




など、簡単でかまいません。


そこから話が始まり、イメージに近い建具が出来上がっていくと思います。


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by takahashi-tategu | 2015-05-18 11:50 | ワークショップ | Comments(0)

日本の夏じたく

いよいよ5月21日から横浜・三渓園での日本の夏じたくがはじまります。



今回私たち、高橋建具製作所は「白雲邸」という原三渓が晩年すごした建物


で展示・レクチャーをします。



白雲邸では、山本きもの工房さんと喫茶のVivoさんと一緒です。



開催まで、内容などご案内していきます。



今日は、白雲邸の場所をお知らせ。



いつも開催する鶴翔閣のお隣の建物なのですが、場所が少しわかりづらいのです。





ここが、いつもメインの会場となる鶴翔閣


http://www.sankeien.or.jp/kakushoukaku/index.html


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鶴翔閣を出て右側へ


緑色の屋根の「三渓記念館」が見えてきます。


http://www.sankeien.or.jp/memorial/index.html


そこを通り過ぎて進むと・・・


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大きな門があります。


http://www.sankeien.or.jp/kokenchiku/gomon.html


そこをくぐると・・・・

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白雲邸の門が見えてきます。


この奥が会場です。


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http://www.sankeien.or.jp/kokenchiku/hakuuntei.html


こちらのホームページにありますように


とても素適な建物です(*^_^*)






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by takahashi-tategu | 2015-05-12 12:10 | イベント・お知らせ | Comments(0)