第3回の簡素建具ワークショップのテーマは 『障子』 でした。



若い建具屋さん1名の参加で、


社長と、深く、細かいところまで、じっくり話をしていました。





話題になったのが、障子の紙じゃくりのところ。



障子紙を張るところです。


紙を張って平らになるくらいに、紙1枚分の段差を


つけます。



この鉋をつかいます。

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下のノミは、鉋でとりきれなかった隅々をきれいに


とる為のノミです。

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反っています。


この反りでピタッと、刃先があたります。




こんな風にとります。

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紙じゃくりをすると、良いことが2つ。



① 紙が張りやすい。


障子を作る際、表具屋さんが張るときもそうですが、


後々、お客様が張りかえるときも、紙じゃくりがあると、


段差の部分に、カッターの刃をそわせて紙を切ることが


できるので、きれいに仕上がります。


また、隅々の紙のしわも軽減されます。




② 障子が湿気で反ったとき、紙じゃくりがないと、


紙が建具より出ているので、紙が擦ってしまいます。


擦ると、毛羽立ち汚くなります。



紙じゃくりをとることで、長く美しい障子になります。





下の写真は、雪見障子の角の部分。


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このように、ホゾをつけて組むと、何度、上げ下げしても


ずれなく、角がピシッとした状態を保った雪見障子に


なります。








これは、障子の桟を組んでいるところ。


この加減が非常に大事だそうです。


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きつく組むと、木が無理をして反ってしまうし、


ゆるく組むと、遊びが出てしまい、紙にしわができます。




目安として、指で少し力を入れて入るくらいが


ちょうど良いそうです。微妙ですね。





今回は、話が盛り上がり、新宿の住まいのオーダーメード館さんでの


ワークショップの様子の写真を忘れたため、工場での写真を掲載しました。




ちなみに、この写真は下田村在住の遠藤ケイさんが、


子供向けに日本の職人さんの連載をしていて、建具職人として


当社を取材して下さったときのものです。





農協さんの雑誌の連載との事。


どんな記事になるのか、とても楽しみです。



記事ができましたら、ブログでもお知らせします(^^♪


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by takahashi-tategu | 2014-11-10 19:41 | ワークショップ | Comments(0)