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茶道口

今、茶室の建具を製作中です。




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写真は、茶道口の襖。蓑押(みのおさえ)が終わったところです。


(薄い石州紙を重ねて張る蓑張(みのばり)の後)



茶室の作り方の本を読んで、自信満々で図面を書いたのですが・・・・



表具屋さんに、面倒をかけてしまうことになりました。




本に書いてある襖と、今回作る襖の紙の張り方が


違うのに、骨(木で組む下地)の作り方を、


本の通りに図面に書いてしまったのです。




(本に書いてある襖は、灯り襖で、2枚ほど紙を張るもの。


今回の襖は、何枚も紙を張り重ねる坊主襖とか、本襖


とよばれるもの。)




補正作業を表具屋さんにしてもらいました。




茶室建具のように、面倒なものは、図面を書く前に、


職人さんとよく相談しなくてはいけないと、しみじみ思いました。




本を沢山読んで、得意になっていたところがありましたが、


本は、1つの例にすぎなくて、


また、その書いてあることが当てはまっていても、それをきれいに


仕上げることができるか?は、また別の話で、


ただ1つ知っているだけで、満足していたことを反省しました。





やはり、職人さんは、知識はもちろん、沢山の実例を身をもって知っている。



そこには、本に書いていないコツも沢山あって、


知っているだけではなくて、きれいに仕上げる技ももっている。



ただ、やるっていうのと、きれいに仕上げるっていうのは、


天と地の差があります。




本当にすごいな!と思います。





茶室をやると、社長も、表具屋さんも、目が輝いて、しかも、


長年のつきあいのある、設計事務所の方の娘さんの茶室


なので、見積りで出した仕上げよりも、こっそり、良いもので


やっています。職人の「さが」なのだそうです。




(写真は、ほごし と呼ばれるもので、昔の本です。


最後の奉書紙を張る相談をしているところ。


奉書紙は、小さいので、どこで、継ぎ目をつくるか?


あれこれ、話をしました。)








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by takahashi-tategu | 2014-07-28 10:46 | 職人の仕事 | Comments(0)