カテゴリ:職人の仕事( 37 )

ちゃぶ台の修理

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思い出のつまった大切なちゃぶ台。修理したいと工場に持ってきて下さいました。
写真は、割れた部分に新しく木を入れて、はたがねで固定しているところです。

高橋建具製作所 


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by takahashi-tategu | 2016-09-15 16:42 | 職人の仕事 | Comments(0)

内山和紙のはたき

相馬表具屋さんが内山和紙の「はたき」


を持ってきてくれました。




これ和室にかけてあったら、恰好いいですね!



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こよりも内山和紙です

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by takahashi-tategu | 2014-12-06 15:24 | 職人の仕事 | Comments(0)

新発田の職人

9月27・28日は、ふるさと新発田職人まつりでした。



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お祭りの前日、26日には、新発田の小学生にむけて、


職人体験の授業がありました。



毎年、恒例の行事で、『礼儀』 に重きを置いています。



弟子という感じで、挨拶から、ビシビシ指導します。




染物・硝子・瓦、畳の授業がありました。



建具は、障子の作り方(くできり)で、飾り棚を作りました。



最後、社長に検査してもらっている様子↓


社長の検査は厳しく、やり直しの子も!


でも、みんな最後まで、本当によく頑張りました(^^)v




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27・28日は、沢山の職人さんが参加。




板金の上杉会長の力作! 


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砥ぎ師の高田さん。


白熱灯の電球でないと、うまく砥げたか、わからないそうです。


(上の写真)





手元のアップ↓


素手で、刀をさわっているようですが、


うすくなった砥石の裏に柿渋を塗った和紙


を貼ったもので、砥いでいます。



高田さんは、笑顔で話をしながら作業していますが・・・


手が切れないか、見ていてハラハラします。



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泉屋染物屋さんの、藍染体験↓

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藍は、独特の匂いがしますね。少しくさいような・・・


ずっと嗅いでいると、癖になる匂いです。



奥が、2回染めたもの


手前が1回



手を入れると、冷たくもなく、そんなに温かくもなく


微妙な温度でした。


この温度でないと、染まらないそうです。



染まったものを、水でバシャバシャ、振り洗いを


して、空気に触れさせると、きれいな藍の色が


でてきます。



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印鑑の三田村さん!


毎年、お子さんの名前の印鑑の抽選会があり、


人気です。職人の手彫りの印鑑なんて、


最高ですね。


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鞘師の佐久間さん! 


毎年教えていただいて、私も、だんだん刀に詳しくなってきました。



それにしても、鞘は、ゴムとか、スプリングがなくても、


ピタッとはまっていて、すごいですね。


あんなに、重いものが・・・落ちないなんて・・・



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社長が、新発田エフエムさんの取材を受けているところ。


10月3日の17時ころ放送だそうです。



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釘打ち体験。


マイ金槌を持ってきてくれた子男の子もいました!

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隣が、瓦組合さんのブースで、


釘の早打ちを見せてくれました。早打ち連打!


動画がうまくとれていなくて、残念・・・。


早くて、どうやって、釘を手に持ちかえているか見えなかったです!!




それぞれの職種で、すごい技がありますね。





写真を撮り忘れましたが、



菓子組合さんの、菓子作り体験も人気でした。


どらやきと、最中と、チョコ饅頭と・・・・5種類も。


餡子たっぷりで、美味しそうでした(^u^)




表具の師尾さんは、掛け軸の実演。




工房寿々蔵の高井さんは、干支の羊の土鈴体験。


1つ買いましたが、ひつじ年でなくても、飾っていたいほど、


可愛い羊です




盛りだくさんの本当に楽しい2日間でした。





ご来場の皆さま、ありがとうございました(^O^)/









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by takahashi-tategu | 2014-10-01 15:41 | 職人の仕事 | Comments(0)

今年も、『ふるさとしばた職人まつり』 開催します(^O^)/



9月27日・28日(土・日)


10時から16時


地域交流センター きやり館とあおり館にて



参加の職人についてはこちら


http://shibata-syokunin.jimdo.com/?logout=1




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ポスターの職の字は、耳ではなく、身 です。



むかし額面纏を作ることになった職人町の人たちが


家老に書いていただいたものだそうです。



職人は仕事を耳で覚えるのではなく、


身で覚えるもの という意味です。



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今月号の街角コンパスは、新発田の職人特集です!


http://machikado.jp/




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by takahashi-tategu | 2014-09-06 11:48 | 職人の仕事 | Comments(0)

茶道口

今、茶室の建具を製作中です。




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写真は、茶道口の襖。蓑押(みのおさえ)が終わったところです。


(薄い石州紙を重ねて張る蓑張(みのばり)の後)



茶室の作り方の本を読んで、自信満々で図面を書いたのですが・・・・



表具屋さんに、面倒をかけてしまうことになりました。




本に書いてある襖と、今回作る襖の紙の張り方が


違うのに、骨(木で組む下地)の作り方を、


本の通りに図面に書いてしまったのです。




(本に書いてある襖は、灯り襖で、2枚ほど紙を張るもの。


今回の襖は、何枚も紙を張り重ねる坊主襖とか、本襖


とよばれるもの。)




補正作業を表具屋さんにしてもらいました。




茶室建具のように、面倒なものは、図面を書く前に、


職人さんとよく相談しなくてはいけないと、しみじみ思いました。




本を沢山読んで、得意になっていたところがありましたが、


本は、1つの例にすぎなくて、


また、その書いてあることが当てはまっていても、それをきれいに


仕上げることができるか?は、また別の話で、


ただ1つ知っているだけで、満足していたことを反省しました。





やはり、職人さんは、知識はもちろん、沢山の実例を身をもって知っている。



そこには、本に書いていないコツも沢山あって、


知っているだけではなくて、きれいに仕上げる技ももっている。



ただ、やるっていうのと、きれいに仕上げるっていうのは、


天と地の差があります。




本当にすごいな!と思います。





茶室をやると、社長も、表具屋さんも、目が輝いて、しかも、


長年のつきあいのある、設計事務所の方の娘さんの茶室


なので、見積りで出した仕上げよりも、こっそり、良いもので


やっています。職人の「さが」なのだそうです。




(写真は、ほごし と呼ばれるもので、昔の本です。


最後の奉書紙を張る相談をしているところ。


奉書紙は、小さいので、どこで、継ぎ目をつくるか?


あれこれ、話をしました。)








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by takahashi-tategu | 2014-07-28 10:46 | 職人の仕事 | Comments(0)

本襖⑫  上張り

ついに、表具屋さんでの最後の仕事になりました。


仕上げの紙を張る 『上張り』 です。





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↑四方に、濃いノリをつけます。


袋張りのときノリは、ほんの少しでしたが、今度は多めに


タッタッと刷毛を豪快に動かしています。





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↑紙全体に、 『水ノリ』 と呼ばれる


ごく薄いノリをつけます。





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↑紙を張る前に、ノリがついていないか確認。


この作業を、『こげつき』 というそうです。



ノリがついているとその部分は、上張りの紙がポコっと


とびでて見栄えが悪いので、丁寧に確認します。


電気を消して見るのがコツ。






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↑水ノリまでした紙は、しばらく置いておきます。


くたくたになるまで。


紙をのばして、癖をとるためです。







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↑張ります







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↑張ったあとは、刷毛でなでます。




ノリで紙と紙がつくと、とても丈夫になります。


ここでは、よーくつくように刷毛で丹念になでて


接着させます。
























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by takahashi-tategu | 2012-12-26 17:26 | 職人の仕事 | Comments(0)

本襖⑪ 袋張り

べた張りの後は、


『袋張り』  です。



仕上げの襖紙の為の、下張りです。


今までは、骨を丈夫にする為の下張り。





↓ちょっ、ちょっ と 


ほんの少し、紙の端にノリをつけていきます。



四方、カネテにつけます。


このノリのつけ方を 『前敷(ぜんじき)』 と呼ぶそうです。


ずらしながら、つけるという意味。 


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↓張ります。


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↓良く見ると、折り返しています。

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表面の下張りの紙には、一切ノリがつきません。




ノリは、木(骨の小口)の部分につきます。



だから、正面から見た時、凹凸がなく、ふんわり1枚の紙が


ただ、のっているように見えます。





袋張りという言葉は知っていましたが、四方にノリをつけて張る


方法だと思っていました。


四方は、四方でも、表面にノリがつかないように、木の縁に張る


ということは初めて知りました。





こうすることで、襖の張替えするとき、正面のところにノリが残らず


何回張替しても、ボコボコにならずきれいなのだそうです。







袋張りのもう1つの大事なポイントは、


『紙と紙のつなぎめを、なるべく細くすること。』


と教えてもらいました。




一枚の大きな紙ではなくて、継ぎ足して張るのですが、


そこのつなぎ目のところです。






これは、凹凸が表面に出るのを防ぐためです。



ノリを、四方同じようにつけているように見えて、


『上口』 すなわち 紙のつなぎ目となるところは、


ノリの量を少なくしているそうです!





掛け軸など、もっと上等な仕上げのときは、


紙をさいて、その毛と毛をあわすように張るそうです。


それが一番、つなぎ目が目立たないとの事。


『くいさき継ぎ』  という手法。



その為には、毛が出るような紙を使わなくてはいけない。




これが、紙をさいてつなぎあわせたもの↓

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↓紙さいて、毛がでているところ


これをつなぐ時は、ちょうどだと、隙間があくそうです。

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ちなみに、内山和紙で障子を張るようなとき、


あえて、つなぎ目を意匠として見せるのに


『棒つなぎ』 として、線が出るようにするそうです。



つなぎ目が太いと、見栄えが悪いので、


まっすぐ細くきれいに継ぐそうです。





このつなぎ目については、お茶室に障子を入れる時、


いつも話題になります。



桟と桟の中心に、上下が千鳥(交互)になるようにする、とか


あえて、桟の中心からずらす、など、そこの家のやり方で


違います。






↓袋張りが終わったところ


線が見えるのは、紙の折れ目。


霧吹きするときれいにとれるそうです。

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by takahashi-tategu | 2012-12-12 11:33 | 職人の仕事 | Comments(0)

本襖⑩ ハケの種類

べた張りの作業をしている時、ハケについて沢山


教えてもらいました。 






べた張りの、つきなでる作業をするハケを、


 『打刷毛(うちはけ)』 


下の写真の黒い毛のもの。


シュロの毛でできていて、触ると硬いです。

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前の白っぽいものは、『撫刷毛(なではけ)』


羊毛でできていて、とても柔らかい。 







毛の種類は、 シュロ、羊毛の他に、鹿、馬があるそうです。




相馬表具屋さんが面白い話を教えてくれました。


馬の毛のハケのことを、熊毛と書いてあるそうです。




熊の毛ではないのになぜ?




昔、馬のことを駒といって、それがいつのまにかクマに


なって、馬毛のハケを熊毛とカタログに書くようになった


そうです。








ハケの形についても教えてもらいました。



写真の角が丸まっているのが、 『京ハケ』


三角になっているのが、『江戸ハケ』  


だそうです。









正吾君が作業いるとき、後ろから他の仕事をして


見ていないのに、お父さんの相馬さんが、


『おい、ノリが濃いんじゃないか?』  と言っていて


びっくりしました。





見ていないのに、何故わかるんですか?


と聞いたら、 『ハケの音』  でわかるのだそうです。




すごいですね! 






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by takahashi-tategu | 2012-12-12 10:37 | 職人の仕事 | Comments(0)

本襖⑨ べた張り

三枚蓑をかけた後の作業は、


『べた張り』 です。


ノリを全面につけた紙(クワチリ)を、蓑をかけた上に張る作業です。



蓑紙の上に張ることから、『蓑押え(みのおさえ)』 とも呼びます。


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↓全面にまんべんなくノリをつけて


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↓張っていきます。


下にペラペラの固定されていない薄い紙が3枚も


あるのに、こともなげに、さっさっと平らに張っていきます。


すごいですね。



(すごい、すごいと言っていると、正吾君が、クワチリ紙にノ


リをつける方が難しいよ、と教えてくれました。


まんべんなく薄く、しかも、はげないようにノリをつけるのは


慣れが必要だそうです。)


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この張る作業、


ハケで 『つきなでる』 ようにします。



『つきなでる』 とは、 ハケで、つっつきながらなでる


という意味です。



確かによーく見ていると、ハケでトントンとつっきながら、


張っています。  このハケを『打ちハケ』 といいます。









↓段階別の3枚


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左:べた張りが終わった直後


中:昨日、べた張りしたもの


右:まだべた張りしていない三枚蓑のもの






昨日べた張りしたものは、ノリが乾いて、ピンと紙が張って


下の蓑張りの紙の線が消えて平らになり、とてもきれいです。




これは、蓑張りのとき、ノリを上だけつけているからです。


ノリを下までつけると、ノリの分厚みがでて、線が出てしま


います。








↓何枚も紙を張り重ねているのに、フチの厚さは木の


厚さのまま。


最初の下地のとき、勾配をつけておいた為。

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↓触ってみると、おお~!


と声がでてしまうほど、しっかりしている。

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蓑張りの時は、ただ、紙を重ねただけって感じで


紙は、まぁそんなもんだよな、という程度。




それが、このごく薄いクワチリ紙を、ノリをつけて


張ったことで、まるで皮を触っているような、弾力が


あります! すごい!






相馬表具屋さんいわく、



『べた張りすることで、一体化されたからじゃないかな。


和紙は、10+10=20じゃなくて、もっと100くらいの


重ねると相乗効果がでるのがいいよね。』




和紙の力と、それを生かす職人の知恵、


素晴らしいですね。










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by takahashi-tategu | 2012-12-12 09:08 | 職人の仕事 | Comments(0)

今回の本襖では使っていませんが、昔からの方法は、


『生麩糊 (しょうふのり)』 を使うと、表具屋さんが教えてくれました。




生麩糊 (しょうふのり)とは、障子や襖を張る時の、ノリの一種です。



相馬表具屋さんいわく・・・



『作業する時は、このノリくっつくのかな?と思うくらいサラサラだけど、


乾くと、すごく良くつくんだよね。


急ぎの仕事の時は、生麩糊 使うと間違いないね。』  




生麩糊 (しょうふのり)とは、


小麦粉からグルテンをとりのぞいたもの


お麩をつくるときの残ったもの、です。




お豆腐でいうと、オカラのような


いらない絞りカスみたいなものだそうです。





以前、化学物質過敏症のお客様のお宅で、普通のボンドも


駄目だということで、襖と障子には、生麩糊を使い、


建具の接着には、お米を木の棒でつぶして、米ノリを作って使いました。


その米ノリのことを、 『そくい』  と呼んでいます。




しょうふのりも、売っていなくて、それぞれ表具屋さんの家で


煮てつくるそうです。


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by takahashi-tategu | 2012-12-04 18:08 | 職人の仕事 | Comments(0)