<第16回> 「猿錠」

前回、猿の頬のようにキューっと勾配の強い猿頬面についてご紹介しました。
猿つながりで、今回は「猿錠」です。

昔、便所などに使ったの木の鍵、あれを「猿錠」といいます。
ニュッと猿の手のように伸びるので猿錠。

職人さんは、鍵の持ち手のところを、こっそり瓢箪の形にしたり
します。お客さんが、喜ぶ顔を見るのが楽しみなんだそうです。


ちなみに・・・・
「猫猿」という、木の鍵もあります。猫なのか?猿なのか?

おそらく、猫のように運動神経の良い猿という意味で、
鍵がかかる場所まで上にあがっていて、ストンと落ちるタイプです。
雨戸によくつけます。


昔の人のネーミングって、面白いですね。


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by takahashi-tategu | 2017-02-08 10:37 | 口伝 ~代々伝わる建具職人の心~ | Comments(0)