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<第15回> 「猿頬面」

猿頬面、職人さんは「さるぼおめん」と呼んでいます。


猿の頬のように、キューっと勾配のきつい面の事です。だいたい60度くらいです。

この面をとると、正面から見た時、桟が細く見えます。
18mmの桟でしたら、12mm弱くらいに見えます。


建具の桟の他に、天井の竿縁など、繊細に見せたい時に使います。


猿頬面をとると、横桟と縦桟との取り合いが難しいので、
「さるぼおとるのか~」と、職人さん泣かせの面です。


by takahashi-tategu | 2017-02-08 10:35 | 口伝 ~代々伝わる建具職人の心~ | Comments(0)